個人開発ゲーム「White Cycle」

 
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個人開発ゲーム「White Cycle」

 
もしもこの世界で、企業や政府よりも消費者が最も力を持っていたら…。
 
前作のBlack Cycleでは、消費者が持っているパワーの可能性について言及した。
そして本作では、その妄想が実現した架空の世界が舞台である。今の私たちにとって「良い」と思われた消費行動を取り続けた結果、待ち受けていたのは超ホワイトな製造プロセスで作られた商品しか許さない、消費者による『監視社会』だった。
 
徹底的に環境に負荷をかけない製品づくりを目指した結果、着色料を使うためには企業が高額な使用料を払う必要があり、次第に人々の生活から「色」がなくなってしまう。
 
そんな世界で色のついた服を着ているのは、環境のことなど気にしない、金持ちたちだ。人々はその人がどのようなモノを所有しているのかによって、どのような人格なのかを判断するようになってしまう。
 
小学校などの教育機関では、地球環境についての学びが中心となり、いかに良い消費行動を取ることがこの社会にとって正しいことなのかということを教わり続ける。
 
無彩色で一見質素な生活に見えるが、人々は自分たちの持ち物に対する思い入れなどを友人と共有して楽しむなど、新たな価値観で人生を豊かに過ごしている。
 
そんなサステイナブルな社会を目指す人々が作り出す世界とは、いったいどんな景色なのだろうか。
 
服の挙動を実験中『White Cycle』
 
Steamにて2024年にリリース予定。